年末で今年1年鳴尾管内(+元鳴尾車)で何があったかまとめてみようと思います。結構駆け足で作ってるのでクオリティは多少低めです。1月から書いていきます。
1月
まず1日から3日は正月ダイヤ。栄21、金山19、熱田巡回は迂回をし、栄21は神宮東門行きが臨時増発。2024年の正月ダイヤはどうやら栄21の神宮東門増発しないらしいので今年がもしかしたら最後に…?
そして元日には廃車が近かったNS-68が栄21の神宮東門行きに入るということもありました。最後の神宮東門行き増発にはいいのかもしれない?
↑NS-68による栄21 神宮東門行き。これは最初で最後の組み合わせになりました。
そして正月ダイヤが終わってすぐの1/4にダイヤ改正。鳴尾管内は運用が大きく変わり、基幹1系統の昼間時間帯の減便、レトロカラーバス休日ダイヤ変更などの変更がありました。また車両面もNS-326・327とNS-224・225でトレードが行われ鳴尾には晴れて三重交通委託出身、名鉄委託出身、直営生え抜きのLKGが揃うという珍事が置きました。ここではあまり触れないでおきます。
↑基幹1系統の減便。昼間時間帯が毎時6本から5本に減便されそれと同時に行先の変更も。それにより星崎で見れた2台並びは見れなくなりました。
↑前年11月から走っているレトロカラーバスの運用変更。元々は鳴・ワイ→新瑞14→新瑞13だったのが金山19に変更。潮見町南行きが設定されましたが潮見町南から回送になるので往復は出来ませんでした。
↑NS-224・225が浄心から鳴尾に転属。この2台は元ラッピング車ということもあり入口・出口がどちらかまたは両方がラッピング仕様のシール。転属自体は12月に終わっていたものの運用に入ったのは1月中旬。
↑その224・225とトレードしたのはNS-326・327。2KG代と平成23年度式のトプナン・セカナン同士でトレードされました。なお326・327は浄心に転属したあとも車内は広告類を除きそのままで鳴尾車にある 「バスが止まるまで席を立たないでください」も健在です。
浄心に行ったあと1ヶ月程度は原色ではしったのち2月から2代目メーグル予備となり土日を中心にメーグルで走っています。
1月下旬にふそうの新車としては14年振り、鳴尾にふそう大型はCNG車引退以来約5年振り、基幹1系統用のふそう新車はなんと27年振りにエアロスターが投入。局番の付番方式は変わりNKF-1になるものを基幹専用車でいちばん大きい番号になるNKH-54の続番に当たるNKF-55として納車されました。
NKF-55は各種調整を済ましたあと1月28日から運用入り。7両が3月までに投入され、それと同時に長年基幹1系統を支えてきたPJ規制のNKS車が3月までに全車が引退しました。
↑基幹1系統のエアロスターとしては27年振りに入ったNKF-55。鳴尾としてもNSF廃車以来約2年振りの三菱ふそうの車両となりました。
↑NKF投入と同時にPJ規制のNKSも廃車に。写真のNKS-5はNKF-55が投入されたことにより廃車されました。
2月
2月は2月3日に節分バスが運行。鳴尾は例年新瑞橋から笠寺駅を結ぶ通称「新・笠」を担当していますが、今年は大須観音と笠寺西門を結ぶ通称「大・笠」も担当。その大・笠にはレトロカラーバスであるNN-69が担当しました。また今年の節分は白紙レベルの変更がいくつかあり、南巡回が笠寺駅発着になり待機スペースが確保できなくなったので大・笠の休憩場所が星崎に変更されました。
↑節分バスで走るNN-69。レトロカラーと節分バスマスクの組み合わせは今年だけだったようです。
2月中旬に鳴尾唯一の一般車PJだったNS-68が廃車に。NS-68自体NSその代替としてNF-455が納車されました。鳴尾の一般用のNFはCNG廃車以来5年振り、ディーゼル用の一般車用は三英傑バスが2016年に浄心に戻って以来約8年振りに三菱ふそうの一般大型車になりました。
↑2月中旬を持って引退したNS-68。鳴尾の青ステNSの本格配置は68が最初で最後になりました。
↑NS-68の代わりに入ってきたNF-455。鳴尾の一般大型のふそうは久々の投入にはなりましたが同車はかなり不調個体の用で既に3回運用離脱、記事を書いた現時点も離脱している。なんて書いてたら復帰して今年最後の乗車バスになりました。
3月
NKFの落成が一気に進行しNKSは同時に廃車が進行。春は別れと出会いの季節が体現されてるようでした。NKS車の廃車により基幹1系統の専用車はめでたく全車ピンクシールとなりました。ただし全便がなった訳ではなく代走では普通にRAや高速NHといった車両も入るため完全に統一されたわけではないです。
↑最後まで残ったNKS-7。同車は色々といたんなポイントも多かったですが時代の波には乗れず廃車となりました。
3月下旬頃からレトロカラーバスが一時的に運用離脱しました。理由は不明ですが復帰は今年1番衝撃…的みたいな出来事が置きました。
↑3月下旬に離脱したレトロカラーバス。
4月
4月1日から名古屋市営バス初の燃料電池バスが基幹1系統にて運行を開始。事業母体は交通局ではなく環境局で、当事業にはMUFJが資金を寄付しており、FC-1は塗装ではなく全面ラッピングという形になっています。
車両自体はNKF-55が納車される1日前から居て準備は慎重に丁寧に進めた形です。3月下旬にはラッピングが完成し黒白カラーから紅白に染まりました。3月28日には名古屋市公館で報道お披露目がされました。このへんのお話はブログにしたいと思います(乗り心地とかも含めて)
雑学みたいにはなりますがNKS-7が基幹を離れたあと基幹専用車にはおたせきと呼ばれる席がついてる車がいませんでしたがFC-1が運行開始したため約20日ぶりに復活しました。
↑運行を開始したFC-1。紅白カラーがすごくかっこいい。
4月9日にレトロカラーバスがNN-70と交代する形で運行に復帰。NN-69は70の行路をそのまま走り翌日はなんと基幹1系統で運行。途中FCとすれ違ったと思われるので市バスのトレンドものが基幹1にそろうと言う珍事が置きました。なお基幹バスを走ったのはその1日ともう1日のみですが1日走ったのはその日のみです。
↑基幹1系統に入ったレトロカラーバス。この時間に基幹バスに入ったのは最初で最後となった。
5月
5月は最古参であった西工車が車検。全車車検を無事突破しNN-70はなんと1日基幹運用、72も代走ではありますが基幹バスに充当されました。またGWはNN-72が午前のみ基幹バスで走る行路を毎日走りました。
ただしこの月は全体的に基幹予備車が専用車の代走をするみたいなことが多く土日にも関わらず基幹予備車で運行の基幹バスが頻繁に走っていました。(平日は賄えきれないため基幹予備車が多く走ってるが土日は賄え切れるため少し謎である。)
↑車検に入ったNN-72。車検あけのためホイールがテッカテカ。車体も綺麗になるため撮影には絶好調な時期です。
↑土日の基幹バスに入るNS-256。この日は256の他にNH-270も走っており少々カオスな土日であった。
6月
NN-70が連日のように基幹バスに入っており少々飽きてきたような気もしていたところになんと本来では栄21系統、金山19系統しか走らないキング観光ラッピングのNS-302が鳴海11系統で運行。同車は車両不具合からかGW前から離脱しておりその日が初運用だったと思われます。たまにえぐい脱走をしてくれるところがキング観光らしかったです。
↑本来は栄21系統などにしか入らないNS-302による鳴海11系統。次はいつ走ることやら…
7月
7月は七夕に元鳴尾車でかつレトロカラーバスのNH-74が基幹バスで運行。もしRAが基幹予備車になっていなかったら…の世界線が具現化されました。
↑基幹2系統を走ったNH-74。もし鳴尾にいても大森にいても基幹を走る運命だったのかもしれない…
海の日である7月17日には約4年振りである港まつりによる臨時増発で鳴尾が幹築地1系統を担当。幹築地1系統を担当するのは約4年振りでした。なお中の人はコロナウィルスにかかり行けませんでした。
7月27日から約1週間は基幹1系統にRAが2台同時に運用。両車とも基幹バスと掲げて基幹バスを走り回っていました。
↑基幹1系統を走る一般色のNN。レトロカラーバスである69を除いて基幹バスに集結しすれ違うなんてシーンも見ることができました。
8月
8月になるとまともや新車の足音が…
今年の新車は数がめちゃくちゃ多いため8月からの納車。107両は近年の市バスでは類を見ない量で、他の営業所は10両とか平気で置き換えですが鳴尾にはPJ-KVが13年前に全て転属して行ったためNNの3台だけでした。
今年の廃車車両のうち唯一広告がついていたNN-72は広告が外され久々に広告レスの姿に。広告は2月に入ってきたNF-455に引き継がれました。
↑広告が外されたNN-72。広告が外されたあとも元気に鳴尾管内走っていました。
各地で白幕が入りはじめても鳴尾には既に白幕が…と言いたかったですがその白幕であるFCが故障し重度の故障だったようで車庫から姿を消していました。
↑故障してしまったFC-1。この頃には鳴尾の1ページにも刻まれてきていました。
8月も下旬になり、NN-70撮りまくろうとなって鳴尾館内各地で撮って乗ってを繰り返してたらまさかの乗ってる時に故障。前扉が開かないというトラブルで車庫に戻ったあと復帰するかと思っていましたがNS-409に差し替えられてしまい予備車扱いになってしまいました。
↑鳴子15運行中に故障したNN-70。この日が最後基幹になってしまいました。
9月
9月になると鳴尾にも新車が登場。それと入れ替えにNN-70が廃車になりました。新車は2年連続でエアロスターですが前年度のと違い今年のは白色LEDで投入されています。
↑9月に投入されたNF-532。白色LEDが搭載されていて視認性があがりました。
↑NF-532に代替され廃車になったNN-70。あの故障から復帰することはすごく残念ながらありませんでした。
さらに532が納車されたと同じくらいにFCも復帰。バスロケが今までついていなかったが同時に取り付けられました。
↑故障から復帰したFC-1。バスロケもついて今どこを走っているかわかるようになった。
そして9月22日の公式発表で鳴尾のレトロカラーバスが10月末までに運行の終了が発表されました。
ただ9月下旬になりNN-72が廃車になり、NF-533が配置されました。3台中2台が9月に落ちる結果になりました。 また、鳴尾のNNはレトロカラーバス1台のみになりました。
↑9月下旬に廃車となったNN-72。これを持って鳴尾から原色の西工が全て廃車となりました。
10月
10月1日からは試験運行として観光2系統が金山~名鉄有松間で運行開始。
経由地は金山→神宮東門→七里の渡し→船方→笠寺西門→大高駅→桶狭間古戦場公園→名鉄有松の順番で担当は浄心営業所と野並営業所。MP38が多めだったことからマニアの中では「MP38満喫バス」と呼ばれていました。
↑名鉄有松でNF-533と並ぶ観光2のNF-438。基本名古屋駅や栄にいることの多い浄心の車両が主に鳴尾車の多い名鉄有松にいることは違和感があった。
↑野並の方はレトロカラーバスを観光2系統に投入。こちらも普段は名鉄有松には来ないため違和感が…
なお名鉄有松に営業でレトロカラーバスが来たのはこれが初めてだったようです。
そして10月1日から車両の中の名札と車両外の名札の掲示を終了しました。そのため順次白いシールが貼られていきました。
↑名札が消された車両(写真はNMS-24)
外からはどこの営業所かのバスがわからなくなってしまったのである程度覚えておく必要が出てきてしまった気が…
10月8日に熱田区民祭りで約4年振りにお絵かきバスを実施。車両はNMS-24で行われました。
↑お絵描きバスになったNMS-24。お絵かきバスになったあとすぐにタイヤそのものが交換され足回り全てが綺麗に。
そして10月中旬に鳴尾最後の日産ディーゼル車でありレトロカラーバスであるNN-69が廃車になりました。NN-69の廃車を持って基幹予備車から引き出し式のバスマスクが消滅しました。また鳴尾営業所から、「MD92エンジン」、「ZF製AT」も消滅しました。
↑運行最終日のNN-69。最終日はいつも通りの運用でいつも通り走っていた。
11月
11月は上旬に鳴尾で最初の一般型PJでかつ大森営業所のレトロカラーバスであるNH-74が廃車となりました。末期はエンジン?から変な音がしたりなどかなりのガタが来ていましたが無事に運行を終えました。
↑11月上旬に引退したNH-74。変速とかには至って普通ですが外の音がめちゃくちゃおかしかったので壊れてるのかな?と思ったこともしばしば。
11月12日は日本ガイジスポーツプラザで南区民まつりが開催。NS-137のお絵かきが4年振りに変わりました。ちなみにNS-137は既に7年お絵かきをやっているようで車生の約半分以上をお絵かきバスとして走っているようです。
↑お絵かきが約4年振りに変わったNS-137。同車は来年度廃車で来年度以降何に変わるのかが気になるところ。
11月中旬にNKS-18・19にナイス車間距離のラッピングが施されました。このラッピングは事故がかなり多い名古屋市の事故を少しでも減らす目的で、ほぼ全営業所に施されています。
↑ナイス車間距離ラッピングになったNKS-18。NKS-18は結構久しぶり、19は初めてのラッピング。
12月
12月はNH-75とNH-114が廃車。NH-75は先程紹介したNH-74と同時期に入ってきてNH-74・94・95と車生を共にしてました。この辺の話は鳴尾にいたPJ-KVの項で詳しく紹介してますのでそちらをご覧ください。NH-75は相当塗装が禿げてたのでこれも本当に大丈夫?となりました。NH-114は今は亡き貸切登録車のNH-11とトレードする形で御器所営業所に転属。廃車まで御器所に配置されてました。なお114はアイドリングストップからの復帰のはずなのにエンジンのかかりが悪くエンストしてしまうみたいなこともありました(乗った時にそのようなことが起きた)
↑廃車されたNH-75とNH-114。NH-75を置き換えたNF-575は何故か下2桁が同じ。114は個人的に吹上11が多かった印象があります。
12月の分も含めてこれで終わる気満々でいましたが年末になってとんでもない?ことが。
NS-302から側面のサボが撤去されました。基幹予備車から解除されたのかどうかは不明です。
↑側面のサボが外されたNS-302。市営の文字とかはそのままのため違和感がある。前面のプレートはそのままであることから基幹予備車なのかどうなのかはわかりません。
以上!1年分のまとめでした。個人的にはレトロカラーバスが基幹をやったのとNN-70が乗ってる時に故障してしまったこと、NS-302から側面のサボが外されたことが印象に残りました。来年はどんな年になるのか注目です。
とりあえず今日撮った409を置いておきます。
みなさんも良いお年をお過ごしください。では!