しんたまばしのブログ

しんたまばしのブログです。鳴尾ネタを初め色んなものを書いて行ければいいかなと思っています。

鳴尾にいたPJ-KV

書くのが遅すぎて投稿感覚が1ヶ月以上空いてしまった…

 

今回は鳴尾にいたPJ-KVのお話です。実は意外な車も元鳴尾車だったり…

 

1.名古屋市交通局のPJ-KVについて

2.鳴尾にいたPJ-KVたちの解説

3.どうして鳴尾からは消えてしまったのか

 

1.名古屋市交通局のPJ-KVについて

まずPJ-KVについて。

今まで紹介してきたのは2005年度に入ってきた青シールのPJ-LVであり、会社もいすゞ・エルガでしたが今回の車両はPJ-KVであり、日野・ブルーリボンIIという会社が違うだけの車です。ただし見た目はそこまで変わりません。ハンドルで見分ける以外ないです。

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名古屋市営バスのPJ代。左はPJ-KV、右はPJ-LV。外見上の違いはシールの色くらいだろうか。路肩灯とか言い出すとキリが無いのでここでは大まかな違いのみにしておく。

 

2006年度は140両のうち、110両はPJ-KVが、残りはRAが入ってきました。またこの年のみ各車庫2台ずつ配置という特殊な形で納車が行われ、NH-66からNH-175までの計110両が納車されました。

 

2.鳴尾にいたPJ-KVたちの解説

このうち鳴尾には、NH-74・75・94・95・114・115・132の合計7両が配置されました。

ここからは全7台解説したいと思います。

 

先にお断り。データが残ってないものが多いため鳴尾時代の活躍はわかっている個体のみ書きます。

 

NH-74 (現:大森)

NH-74は2006年度の新車のトップナンバーとして鳴尾に配置されました。主に新瑞14と神宮15で走っていたようです。この車は2009年末頃まで鳴尾に在籍し、緑で桜通線徳重開業まで走ったあとは大森に配置されました。75・94・95も同じ経歴です。

ただ再塗装をしていないのかかなりボロボロのようで、前面の一部がかなりボロボロです。

また、走行音もかなり独特な音を奏でるためPJ-KVの中でも1番2番争うレベルの音がなります。

2022年11月からは大森に新製配置されたNH-84を差し置いてレトロカラーバス(最後の花バス)になりました。そのためにわざわざ広告枠を外しています。

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↑現在のNH-74。花バスカラーのためすごく色鮮やかである。

 

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↑NH-74の原色。かなり色あせてることが分かる。この時はレトロカラー化直前で、広告枠が撤去されていた。ちなみに中の人もあとから気づきましたが入口のシールの下にICカードのやつがありませんね()

 

NH-75 (大森)

NH-75は前述の74と同時に納入されました。鳴尾時代は主に金山19の潮見町行きなどを中心に運用されていたようです。2009年に鳴尾から緑に転属し2011年3月に大森に転属しています。

この車の特徴はなんと言っても現在在籍する市バスの車の中でも1番2番を争うレベルで塗装が剥がれてることです。下地までは見えてませんが前面の塗装がだいぶ剥がれてるのが特徴です。

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↑NH-75。前面がかなりボロボロである。この日は茶屋12の茶屋ヶ坂折り返しで走っていた。

 

NH-94 (大森)

NH-94も基本経歴自体は上の2台と一緒ですがこの車もかなり癖があり、まずラッピングを巻いています。また走行音もかなり独特でこちらは電気自動車みたいな音がします。(個人差はあります。)

こちらも相変らず前面がボロボロで、どんなことしたらこうなるんだレベルできたいです。

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↑NH-94。この車は大森に来てからラッピングをされていて、現在もアールギャラリーのラッピングをまとっている。こちらも前面がかなり汚い。

 

NH-95 (大森)

NH-95は前述のNH-94と同時に納入されましたが、この車はなんと言っても大森転籍組の中で唯一塗装が剥げてないこと。逆に特徴はそこだけ。おそらく大森にいる鳴尾出身組ではいちばんまともな個体だと思います。中の人はRAが来るはずの本郷11で当たったことがあります()

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↑NH-95。これだけカメラの都合で少し違う気がしますがそこは気にせず。この車は上の3台よりかは10倍くらい綺麗です。

 

NH-114 (御器所)

NH-114は鳴尾に来たまでは一緒ですが、転属時期は大森にいる組と一緒ですが違うのは当時御器所にいたNH-11とトレードする形で御器所に移籍し、現在まで御器所にいます。唯一地下鉄徳重開通が関連してない車?と言えるでしょう。ダイヤ面とかでは少しは影響してるような気もしますが…

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↑NH-114。今までの大森組とは違いこちらは塗装とシールが綺麗。御器所のPJ-KVは綺麗な個体が割と多い。

 

NH-115 (中川)

NH-115はNH-114と同時に鳴尾に配置されました。

ただこの車は今まで紹介した5台とは違い、2010年5月にNMS-88とトレードする形で野並に移籍しました。

野並での活躍はあまり長くなく、地下鉄徳重開業の時に中川に移籍し、現在に至ります。

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↑NH-115。こちらも委託にいる組と比べて塗装はかなり綺麗である。

 

NH-132 (野並)

NH-132は鳴尾PJ-KVのラストナンバーで、この車のみ単独で鳴尾に配置されました。鳴尾時代は栄21系統や金山19系統、野並19系統(現鳴子15)などで走っていたようです。

この車もNH-115と同時に野並に転属しそのまま野並にいます。2回3回の転属が当たり前の元鳴尾PJでは珍しく1回しか転属していません。

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↑NH-132。野並にいようがいなかろうが野並との繋がりが強かったのかもしれない。

 

3.どうして鳴尾からは消えてしまったのか

理由は色々ありますが当時は低公害車の環境下でいらない子となってしまったことが挙げられます。

また鳴尾の路線環境に合わなかった可能性も否定はしきれません。

 

PJ代の変速パターンは床まで踏んでも決まった回転数でしかギアが上がらず加速したいのに上がらないなんてこともざらにあったらしいです。(MP38に比べればだいぶマシだと思う)

 

さらにRAという上位互換までいたためその結果PJ-KVは放出されてしまった形です。

 

ちなみにRAには高速車に抜擢するために必須の設備であるABSを搭載しておりそれが原因で命運を分けてしまった…と思われます。(RAはそのまま高速車に格上げされ系統廃止まで高速と基幹双方を支えていた)

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↑RAとNH-132の並び。もし今も残っていたらこの並びは鳴尾の系統で見ることが出来たのかもしれない。

 

今回の鳴尾のPJ-KVはどうでしたでしょうか?

当時の資料が少なく内容としては大分薄くなってしまっていると思います。

 

ちなみに一部車両はどこで走っていたかの文献などが一応あり昔のブログなどから大まかですが算出したものを載せています。

 

参考にした資料

 

NH-74↓

http://blog.livedoor.jp/t760699/archives/51290979.html

↑市バスの日記 アンジュナ

 

NH-75↓

http://nagoyacitybus.kakurezato.com/s-hino.html

↑まるはち・バスルーム様

 

https://blog.goo.ne.jp/yoichiro1221_train223kei/e/1e6f1bf65e3a2a7db90897914858bf4c

↑斬剣次郎の鉄道・バス斬り様

 

NH-115

http://blog.livedoor.jp/tbc_seika1045/archives/51183348.html

↑利奈営業所日記様

 

NH-132

https://blog.goo.ne.jp/mitake3067/e/cc956776dcace9fa78d309fb17af1977

↑mitakeつれづれなる抄様

 

http://blog.livedoor.jp/t760699/archives/51344158.html

↑市バスの日記 アンジュナ

 

http://blog.livedoor.jp/nagoyasieibusns74/archives/50852737.html

↑NS74様(前回登場当初のNKSの写真を提供してくれた人)

 

ここで紹介した車両のうちNH-95とNH-115以外は今年度中に廃車される予定なので記録はお早めに!

 

次回は既にためが2個あるのでどっちかになると思います。もしかしたら別で何か作るかも?

 

 

 

 

 

 

 

 

基幹予備車の側面の基幹プレートの種類

 

今回は基幹予備車の側面プレートのお話。

ちなみに最初から種類のお話をされてもおそらくわかりにくいだけなので基本的なお話から。

まず基幹予備車はそのままの意味で基幹バスの予備車です。基幹1系統は一般系統と乗車方式が同じため塗装が青い一般色のバスに改造を加えることでそれを予備車にしています。基幹2系統は名鉄バスに合わせる目的で後ろ乗り前おりのため予備車も含めて専用車になっています。

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↑基幹1系統の専用車。一般系統と同じで前乗り、後ろ降り先払いである。

 

 

元々は収支があまりよくない高速1系統の運行効率化が目的で投入されていて、森の里団地→栄は高速1、そこから車庫回送になるところを基幹バスに置き換えることで効率化しようと言うのが始まりです。(高速1系統は路線の特性上朝は栄行き、夜は森の里団地行きのみしか混まないので折り返しも高速になる1本分を除き基幹バスにしない限り基幹と全くおなじ経路で回送が発生してしまう。)

ちなみに逆もあり、鳴尾車庫→栄は基幹バス、折り返しは高速1の森の里団地行きという運用もありました。

 

そのため栄では、

一般状態→基幹バス

基幹バス→一般状態

のようなサボの転換作業をよく見ることが出来ました。現在も車庫で時々見ることが出来ますが土日以外は特に意味はありません。(土日のやつはそれを利用してかそのまま神宮系統に流れる)

 

ただし高速1系統は入れる車両がここまでやってもかなり限られていて、ついには累積赤字が50億円を超えてしまったあげく敬老パスの改変など色々とあったので2022年4月限りで廃止になりました。(ここでやるべき話でもないからPKG-KVの話をする時に全て出します。)  

 

また、2016年4月以降は、元々置き換える旧車10両のうち8両のみ専用車、2両は予備車として買ったため、専用車が常時足りない状態になったため、高速1系統の車両運用に基幹予備車ということを利用して基幹バスだけという運用もあり、1日基幹バスという運用もなかにはありました。

 

 

そのため高速1が消えた2022年4月以降も専用車で賄えない平日3運用、土日1運用と専用車の代走を基幹予備車で行っているため基幹予備車の基幹バスは現在でも毎日見ることができます。時には専用車の距離調整で予備車が2台出て基幹バスの路線上に定期分含め5台が同時に走ってることもあります。

 

ちなみに基幹専用車と基幹予備車はほぼ同数だそうです。どうしてこうなった。

 

こっからは基幹予備車の側面プレートのお話です。

 

基幹予備車の側面プレートは、

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↑これのような一般車として運用する時に出す車体色の面と、

 

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↑基幹バスで走る時に使う基幹バスの面のふたつがあります。

これに関しても大きく分けると2つあり、NN-70のような基幹バスの文字を囲うように赤枠があるタイプと409みたいにないタイプのふたつがあります。

 

ただしこのプレートはしっかりはめないと

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↑こんな感じに見栄えが悪くなるなんてこととあります。

 

また前面と側面のプレート(前面のみマスクの車もいる)は別々なため、

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↑このように前だけ基幹バス、側面は一般みたいなことも稀にあります。

 

前置きがとても長くなってしまいましたがここからが本題になります。

 

 

実はこんな種類が少なそうに見える側面プレートも種類が沢山あります。あるだけで5種類もあります。

 

1.赤枠穴なし

2.赤枠穴あり

3.赤枠なし穴あり

4.赤枠なし穴なし

5.赤枠なし穴なし交換部銀色加工

の5種類があります。

 

1.赤枠あり穴なし

基幹バス側の面に縁があるタイプです。

このタイプは基幹予備車ができた時あり、F-491・492・F-517~F-524・NH-60~65・鳴尾RAの全車にありました。基本は一般車側はアイボリーに塗られてますがNH-60~65のみCNGの文字がありました。現存してるのはRAの3台のみですがその3台も今年度中に消えるのが確定してるので基幹バスをやっていたら積極的に撮りましょう。

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↑RAの側面のプレートは赤縁はありますが日々の付け替えや反転などで見にくくなっている。縁のある部分が基幹バスの下などにある関係で実質見えるのが上の部分だけ、それもなかなかに塗装が禿げてるのであまり見にくいのであると分かりにくい。

 

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↑一般時はアイボリーのみとなっている。

 

2.赤枠あり穴あり

プレートが四角ではめにくかった?のか高速Fを置き換えるタイミングで入ってきたNH-264~271についてるタイプです。前述のものと違うのは穴があって持ちやすくなってること。また一般時では穴が下側の時と上側の時があるのも特徴。これはその日基幹バスとして運転した人次第。(基幹バス時を見ると基本は?なのか)もっと言えば基幹をやらなければ穴が上か下かは変わらないということでもあります。ちなみに元々はこの穴はなかった?らしいです。(少なくとも納車当時の写真をみたらなかった)

この代は前面プレートだけでもネタになるのでこの代はまた今度ネタにしようと思います。

 

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↑この代の基幹バスプレートは幹とバの間に穴がある形となっていて、前述のタイプと違うことがよくわかる。またプレートのはめ込みが甘いので下の赤枠が見えている。

 

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↑このタイプの一般時は穴が空いてる以外特に違いはない。ただ持ち手の部分の厚さは薄いので折れてしまっている。このときは穴が上になるタイプでさしていた。

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↑こっちは穴が下のタイプ。いまではこのタイプの基幹抜擢が少ないため穴の向きが余り変わらない。2022年4月改正までは毎日のよう基幹バスに入っていた。

 

3.赤枠なし穴あり

基幹バス側に赤の縁がないバージョン。基本的にはNH-264~271のタイプとは変わりま…と言いたかったですがこのプレートはかなり癖があり、基幹バスの縁が無くなった以外にも、そもそものフォントが変わるというおまけ付き。さらには基幹バスにした時は元々上に来ていた穴が下に来ました。

このタイプは元々NS-214・255・256についていましたが214と255は他所に転属したため一時期は256だけになりましたがNS-301・302についたため結果的には3台についています。

 

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↑このタイプの基幹バス表記は上二種類と違い基幹バスフォントがだいぶ変わった。ただこのフォントはこのタイプは続かなかった。

 

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↑このタイプの一般状態。このタイプでも穴が上にある時と下にあるときがある。

 

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↑NS-302はラッピング車のため基幹バスに入らないがたまに穴の上下が変わっていることがある。ちなみに中の人は302の基幹を撮ったことがない。ちなみに写真はどちらも脱走である。

 

4.赤枠なし穴なし

基幹バス表記に赤の縁もなく穴もないというタイプ…と思っていたがこのタイプのプレートはなんと白ベース。一般車側は今までの3つは全てアイボリーベースでしたがこのタイプのみ白という。また、基幹バスのフォントも改められて、見やすくなりました。

このタイプは元々はNS-303・304についていましたが、NS-382・NS-383に付け替えられました。

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↑このタイプの基幹バス状態。白ベースのため汚れが目立ちやすいという欠点もあるが味は出ている。

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↑一般車状態。こちらはなんと真っ白。車体色と全然違うため少し目立っている。ちなみに撮影場所は全く同じ。

 

5.赤枠なし穴なし銀枠あり

こちらは基幹バス表記に赤枠もなく穴もないタイプですがこのタイプは隅が銀色加工されていて、汚れや塗装の剥がれが目立た無いようになっています。

このタイプが今ある中で1番最新のタイプで、NS-407・408・409についています。前面も同じタイプです。


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↑このタイプの基幹バス状態。銀色加工があることによって文字の部分の塗装の剥がれなどが一切ない。

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↑このタイプの一般タイプ。基本的には余り変わらないが隅の銀色加工による塗装が剥がれないことはやはり大きいようでそのあたりに一切の傷がない。

すごくどうでもいいが最初の写真とここの写真はどちらも同日に撮影。

 

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↑このタイプと一般時に上下があるようで反対だと下側の銀色加工が見えるという。ちなみにこれはこれでアリなのかも?

 

これで紹介は終わり…ではありません。

 

6.赤枠あり穴なし一般車側赤

このタイプは1の派生系でNN-69についています。

元々は69も1のタイプでしたが枠がついたままレトロカラーバスになったため、そのまま一般車側が赤になりました。ちなみにすごくどうでもいいですが基幹バス側はそのまんまです。

ちなみにそのままなことによって見栄えはすごく○いです。ただしこれも鳴尾らしさなので致し方ない。

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↑レトロカラーバスの一般車状態…というか本来の姿。基本は神宮東門を通る系統を走っている。ちなみに中の人はレトロカラーバスだったら69の色が好きである。

 

これだけで留まればわざわざネタになんかしない。

 

なんとこの状態で本当にこの状態で基幹バスに投入された。1日だけ。

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↑基幹バス状態のレトロカラーバス。以外にもかっこよさがある。というかかっこよさの塊である。

ちなみにこの1日以外はまだ入ってない。もしレトロカラーバスになったタイミングで撤去されていたらレトロカラーバスが基幹に入ったなんてみれなかったのかもしれない。

 

これ以上種類は増えるのか

 

この時点で既に6種類もありますがまだ増える可能性も0とは言えないのが事実。

今年度中にRAが消えることは確定事項のためRAが抜ける分の基幹予備車の補充が必要になるのでおそらくもう一種類は増えるのかな…と思いましたが高速1系統が消えてからあまり気味なので増えないかもしれません。

 

今回は基幹予備車の側面プレートのお話でした。

次回は何をやるか未定ですがもしかしたら他の営業所の話かも?

 

 

 

NS-68の車生

 

 

今回は、一般車のNS-68に焦点をあてます。

 

NS-68は元々緑に配置されてから2008年の年末?にNH-30とトレードという形では主に猪高に転属。2016年4月に業務量調整名目で緑に出戻りして栄・噴水南バスターミナルが無くなる時に猪高に戻るという中々に転属癖がでかい車でした。

これだけでもなかなかにすごいですが、市バス90周年のレトロカラーバス(NS-31)が鳴尾から猪高に転属するのトレード車として2019年12月末に猪高から鳴尾に転属しました。

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↑来た当初のNS-68 2020年8月頃までこの姿だった

 

2.鳴尾に来てから

鳴尾に来てからしばらくは猪高らしさもありましたが8月になって突如として路肩灯が青に塗られました。鳴尾では基本どんな車でも再塗装さえしていれば絶対に塗るらしいので例に漏れず同車にも塗られました。

 

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↑2020年8月以降の同車。路肩灯が青に塗られより鳴尾車らしくなった。

 

またテールの部品は少なくとも2021年1月まではそのままだったようですが遅くとも4月までにはテールの部品が元に戻った?ようです。

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↑2021年1月頃までのテール。左ウィンカーの色が違うことがよくわかる。

 

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↑2021年4月以降のテール。色が揃ったことによって統一感があるテール。

 

また一時期は運賃箱が高速仕様になるなどネタ要素が色んなところにちりばめられていました。末期にはその高速仕様のシールは撤去されてしまいました。

 

3.鳴尾管内での運用

鳴尾に来てからは主に高速1系統と基幹1系統、中型車専用の系統を除き基本全系統を走っていました。また2022年4月以降に大型化された徳重14系統にも入るなど色んな場所で活躍していました。時折車庫の中では同年式車であるNKS-1~7と並ぶこともありました。

 

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↑色んな系統で走るNS-68。個人的には栄21や新瑞13を走る印象が多かった。

 

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↑同型車であるNKSと並ぶ68。中の人はこういうシーン代わりと大好きである()

 

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↑今年の正月臨にも充当された。

ちなみに今年の栄21の神宮東門行きに抜擢された234はなんと元日の68のみだと言う。(個人調べ)

 

 

4.時代の波には抗えない

こんなネタ車と言えるようなレベルでかつ鳴尾唯一の一般車PJとしても注目されていた同車ですが2023年2月15日の運用を持って離脱し、NF-455に置き換えられる形で廃車になりました。廃車後は千葉県に連れていかれたらしいです。

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↑NS-68を置き換えたNF-455。68もかなりのネタ車だったがこちらも鳴尾唯一の一般色ふそうのため注目…と言いたいがアンバー色のふそうはこれから入らないため鳴尾唯一のいっぱんふそうであるこの車もかなりのネタ車となりそうだ。

 

5.大分交通

捨てるとこあれば拾う神あり。大分県にある大分交通がPJ-LVを2台購入。その2台に68は含まれていました。もう1台はNS-53で、NS-31のトレードに巻き込まれた2台が買われた形になります。大分交通では別府に配置予定らしく、主にAPU線で使用されるようです。写真は現地に行こうと思っているのでその時に載せようと思います。

 

今回はNS-68について紹介しました。次回は鳴尾にいたPJ-KVについてやりたいと思います。

 

ご清聴ありがとうございました。

 

09/14加筆

どうやら別府ではなく大分の方に配置されて市内線を中心に走るようです。

 

 

鳴尾のNKSの小ネタ

今回から3回にわけて鳴尾PJのお話をします。

 

今回は鳴尾のPJ代のお話。大きくわけて3つの話をします。

 

1.基幹PJは全車に個体差がある

2.NKSは色んなことで使われていた

3.NKSは登場時と全然違う

 

1.基幹PJには全て個体差がある

まず1つ目は基幹PJのお話。基幹1にいたPJ-LVは元々は全車おなじ状態でしたがNKS-3以外は全車ラッピングを纏っていたため、広告枠なし、シールによる出口・基幹バス表記などといった要素が複雑に絡みます。

 

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NKS-1 広告枠なし・出口表記と基幹バス表記は1つ

 

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NKS-2 広告枠なし・出口表記と基幹バス表記は2つ・前面のステッカーが三重交通仕様・車体後部の塗装が1部剥がれてる(末期は治されてました。)

 

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NKS-3 広告枠あり・出口表記と基幹バス表記は1つ(標準個体)

 

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NKS-4 広告枠あり・出口表記と基幹バス表記は2つ(おまけに車体綺麗)

 

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NKS-5 広告枠あり・出口表記と基幹バス表記は2つ・全面のシールの位置が少し下より

 

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NKS-6 広告枠なし・出口表記と基幹バス表記は2つ・路肩灯カバーの色が白(基本は赤) 

 

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NKS-7 広告枠なし・前面・側面の基幹バス表記・入口・出口のフォント等が他車とことなる・出口と基幹バス表記は1つ

 

見事に全てに個体差があります。路肩灯は何故か鳴尾の車は基本古参車にも全て車体色に塗ってあり、再塗装さえしてれば他所からの転属車であろうが塗るのが基本?らしいです。こちらは前回ネタにしていますのでそちらをご覧ください。

 

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ちなみに現在はラッピングの上から出口表記を貼るようになったため、出口表記がふたつ貼られるということは無くなりました。基幹バス表記は現在もふたつあります。

 

ちなみに中の人は4が好きでした。

 

2.NKSは交通局の色んなことにつかわれた

このNKSの活躍は鳴尾のエースどころか交通局全体のエース級の活躍で、NKS-1をモデルにした貯金箱の発売や現在は撤去されてますが鳴尾営業所のiso9001の看板がNKSモチーフ、交通局のサイトには長年基幹1の写真として貼ってあるなど色んな活躍していました。

NKSモチーフの看板はまるはち交通センター様のサイトに乗っておりますのでそちらをご覧ください。

 

3.NKSは登場時と全然違う

いまでこそ前面は「基幹バス」ですが元々はミッ○ーという愛称が掲げられました。ミッ○ーという愛称は基幹バスができた時に一般公募にて決まった愛称であり、2007年頃までは1・2系統共に基幹バスの前面に掲げて走ってましたが、2009年頃までに両系統とも撤去されました。その年の基幹2に入ったNKHにはなかったので年実と共にこの代の車両が愛称を掲げた最後の車になりました。

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↑登場時のNKS-6。

 

またいまでこそホイールはシルバーですが登場当初はマルーン(車体色)に塗られていました。(当時は交通局にいた車全車にホイールに色※を塗っていたが愛称がなくなったくらいにシルバーになっていった。)

 

ただし同時進行ではなかったようで、ホイールマルーンなのにミッキー表記なしとかいう過渡期仕様もいたとか居なかったとか。

 

さらに車内でもモケットが基幹バス専用のモケットになっていました。ただこれは2017年までに全車が青色のモケットに貼りかけられています。

 

※一般車は青

基幹バスはマルーン

都心ループは灰色だったそうです。

 

今回はこれで以上となります。次はNS-68です。

 

提供 NS74様(登場当初のNKS-6の写真)

 

 

 

小ネタ 鳴尾車の路肩灯

路肩灯は中扉の横の辺にあるライトです。

ただこのライトは営業所や車両によって色が異なります。色に関しては大きくわけて2つあり、

1.白色(2013年までに投入された車両かつもしくはまだ再塗装を受けていない車)

2.青色(2014年度以降に新車として配属、もしくはその年以降に再塗装を受けた車)

3.マルーン色(2と条件はほぼ一緒)

にわけれます。

 

 

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↑路肩灯が白の車の例

1に関しては2014年に車外点消灯といっしょにLED化された車がもともとは車外点消灯は黒、路肩灯は青だったのがカバーを更新したため白になったというパターンです。また主に名鉄委託の車両は再塗装をしてない?ので路肩灯は白の車が多いです。そのため色あせた車に多い印象です。(ただし塗装が綺麗な車もいますので一概にそう言えない)ただし再塗装が終わり次第順次青になっているため残された時間は少ないのかもしれません。

 

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↑2014年度以降の新車の例

2は2014年以降に新車として入った車が該当します。元々は2013年度までの車も車体色になっていましたが、前述の通り白カバーに換装されたため改造車になりました。ただ元の仕様書は変わっていないらしく、その年以降も変わらずに車外点消灯は黒、路肩灯は青の仕様で入ってきています。

 

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↑再塗装車の一例

再塗装車は路肩灯こそ青ですが車外点消灯は白のままのため見分けは一応つきます。

 

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↑路肩灯がマルーンの車の例

3は基幹バスのマルーン色がそのまま来ているだけなので2とほぼ変わりません。

 

ここからが本題。鳴尾車は路肩灯がどうなっているのでしょうか。

 

紹介の前に鳴尾車の路肩灯の基準であるが基本は再塗装をしたかどうかが基準点になっていることが多い。ただしPJ-LV・RA・PDG-LVなどといった他車庫ではあまり塗ってない車も含めて塗ってあることが多いため一概にも全て再塗装の時に塗ったとは言えないようです。

 

ちなみに青もしくは赤に塗ってあるのが全体の9割弱なので鳴尾の中ではどれだけ少ないのかがよく分かります。

 

 

1.古参車にも容赦なく塗る

鳴尾には何故か古参の車にも前者ぬってあることが多く、今春引退した基幹バスのPJ代は1台を除き全車に塗ってありました。

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これを見てもわかる通り、NKS-6以外全て塗ってあることがお分かりいただけると思います。

 

またRAにも塗ってあります。

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69の原色の時も塗ってありました。

 

またここでは載せませんがPDG-LVにも全車塗ってあります。

 

2.路肩灯と車外点消灯でしか見分けられない車

鳴尾には瓜二つの見た目をしている車があります。

それはNS-256とNS-301です。2台とも基幹予備車のためプレートが装着されています。また前面のものも同じものを使っているため見分けが付きにくいです。ただし256は路肩灯と車外点消灯が白、301は路肩灯と車外点消灯が車体色のため見分けが一応つきます。

 

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↑ほぼ同じ場所で撮った256と301。256は多少色あせているのでそこで見分けるという手もある。

 

3.一旦青に塗ったはずなのに白に戻された車

こんなことあるんかと思いますが実際にありました。鳴尾のお絵かきバスであるNS-137は当時の鳴尾の車の中で1番古かった(一般車の中で)のでお絵かきバスになりました。ただ再塗装などをしていて、路肩灯は青に塗られていましたがお絵かきバスになる時に白に塗り直されました。これに関しては仕方ない部分も多少はあります。ちなみに現在は基本的に路肩灯が白の車が選定されることが多いです。

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↑お絵かきバスのNS-137。ネットで調べると路肩灯が青い写真が出てきたためTwitterで 「NS-137 名古屋」で入れるとその写真が出てきます。

 

4.トレードで入ってきた車にも堂々塗る

これは実際にあった話ですが2019年年末にNS-68がレトロカラーバスとトレードという形できました。

元々は白だった路肩灯をわざわざ青に塗り直すという完全に見た目を上げてしまった事例です。ちなみに1年たった頃にはだいぶ色あせて来ていました。

これに関しては後日別の記事にしようと思います。

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↑鳴尾に来た当初のNS-68。路肩灯が白なのがよくわかる。

 

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↑2020年8月頃に路肩灯が塗られ路肩灯が基本青の鳴尾車の中で一際目立つという事はなくなった。

 

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↑2021年9月に撮ったNS-68の路肩灯。なんとなく色あせてるように見える。

 

まだまだネタはありそうだが自分が知ってるのこの4つだけなのでこれ以上は別の機会にやろうと思います。

 

次回は「NKSの小ネタ」か 「NS-68の車生」を出します。

 

ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

初めまして。しんたまばしです。

はじめまして。しんたまばしと申します。主に鳴尾の市バスを撮っているNS-409好きの高校生です。すごくどうでもいい日常のことから市バスの話まで色んなことを書こうと思います。よろしくお願いします。

下はこれまで撮った写真です。

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↑星崎で並んだRA。これはもうみれないきが…

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↑レトロカラーが基幹に入った。これはこれでかっこいい気もする。これは別で記事にしたいと思います。
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↑愛車のNS-409。普段はこの車を追いかけています。
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↑キング観光。いつもは金山方面にいますがこの時は名古屋港に。非日常感があって良かったです。
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↑NS-256。たまにこの車も追いかけています。