今回は、一般車のNS-68に焦点をあてます。
NS-68は元々緑に配置されてから2008年の年末?にNH-30とトレードという形では主に猪高に転属。2016年4月に業務量調整名目で緑に出戻りして栄・噴水南バスターミナルが無くなる時に猪高に戻るという中々に転属癖がでかい車でした。
これだけでもなかなかにすごいですが、市バス90周年のレトロカラーバス(NS-31)が鳴尾から猪高に転属するのトレード車として2019年12月末に猪高から鳴尾に転属しました。
↑来た当初のNS-68 2020年8月頃までこの姿だった
2.鳴尾に来てから
鳴尾に来てからしばらくは猪高らしさもありましたが8月になって突如として路肩灯が青に塗られました。鳴尾では基本どんな車でも再塗装さえしていれば絶対に塗るらしいので例に漏れず同車にも塗られました。
↑2020年8月以降の同車。路肩灯が青に塗られより鳴尾車らしくなった。
またテールの部品は少なくとも2021年1月まではそのままだったようですが遅くとも4月までにはテールの部品が元に戻った?ようです。
↑2021年1月頃までのテール。左ウィンカーの色が違うことがよくわかる。
↑2021年4月以降のテール。色が揃ったことによって統一感があるテール。
また一時期は運賃箱が高速仕様になるなどネタ要素が色んなところにちりばめられていました。末期にはその高速仕様のシールは撤去されてしまいました。
3.鳴尾管内での運用
鳴尾に来てからは主に高速1系統と基幹1系統、中型車専用の系統を除き基本全系統を走っていました。また2022年4月以降に大型化された徳重14系統にも入るなど色んな場所で活躍していました。時折車庫の中では同年式車であるNKS-1~7と並ぶこともありました。
↑色んな系統で走るNS-68。個人的には栄21や新瑞13を走る印象が多かった。
↑同型車であるNKSと並ぶ68。中の人はこういうシーン代わりと大好きである()
↑今年の正月臨にも充当された。
ちなみに今年の栄21の神宮東門行きに抜擢された234はなんと元日の68のみだと言う。(個人調べ)
4.時代の波には抗えない
こんなネタ車と言えるようなレベルでかつ鳴尾唯一の一般車PJとしても注目されていた同車ですが2023年2月15日の運用を持って離脱し、NF-455に置き換えられる形で廃車になりました。廃車後は千葉県に連れていかれたらしいです。
↑NS-68を置き換えたNF-455。68もかなりのネタ車だったがこちらも鳴尾唯一の一般色ふそうのため注目…と言いたいがアンバー色のふそうはこれから入らないため鳴尾唯一のいっぱんふそうであるこの車もかなりのネタ車となりそうだ。
5.大分交通へ
捨てるとこあれば拾う神あり。大分県にある大分交通がPJ-LVを2台購入。その2台に68は含まれていました。もう1台はNS-53で、NS-31のトレードに巻き込まれた2台が買われた形になります。大分交通では別府に配置予定らしく、主にAPU線で使用されるようです。写真は現地に行こうと思っているのでその時に載せようと思います。
今回はNS-68について紹介しました。次回は鳴尾にいたPJ-KVについてやりたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
09/14加筆
どうやら別府ではなく大分の方に配置されて市内線を中心に走るようです。